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経営に強いIT部長のブログ

2018/10/01 中小企業診断士 もう少し詳細な事例

前回のメールでシステム連携の話をお伝えしました。

もう少し詳細な事例が知りたい
というクエスト頂きましたのでお応えします。

最も簡単に連携できる業務は、
会計システムと出金データの連携です。

Freee や弥生会計などのよく使われる会計システムは、
銀行のシステムと連携ができます。

銀行のインターネットバンキングを利用して、
会計システムに銀行の明細を取り込むことができます。

ただし、
会計システムにインターネットバンキングのログイン方法を登録する場合があります。
これが嫌なのであれば
銀行明細をCSVファイルとして取り出して連携する方法が良いでしょう。

取り込む会計システムによっては、
交際費や交通費などといった仕訳項目を自動的に決めてくれる機能があります。

ある企業は、
これらを活用することで30分かかっている作業が3分程度に短縮できました。

たとえ30分でも時間を短縮することは、生産性の効率を高める取り掛かりになります。

では現金で支払った場合はどうでしょうか。
この場合は領収書やレシートが手元に残り、
日付や金額がデータ化されていないので会計システムに手入力が必要です。

この手入力を少なくするという視点で考えると、
現金で支払うのではなくカードで支払うという方法があります。

クレジットカードであれば、
銀行と同様にインターネット経由で明細データをCSVファイルで受け取れます。

他にはデビットカード使えば、インターネットバンキングの操作と同様にできます。

最近は、PitapaやSuicaなど交通系のカードを使って支払うのも良いでしょう。

これによって毎回手入力していた業務をできるだけ少なくする事ができます。

考え方は、
1. 人の作業をできるだけ少なくするためにデータで取得できないか
2. データで取得する支払い手段はなにか
です。

このようにして、システムだけでなく手段を変えるという
「業務改善」が生産効率を高める大切なポイントです。