社外CIO(IT戦略企画部長)、初めて聞いたという人もいらっしゃるかと思います。
それもそのはず、「社外CIO」は当社独自の呼称です。
当社がこれまで培ってきたIT戦略の経験を元に、IT導入にお困りの中小企業のために立ち上げたサービスです。
おっと、今日もまた、迷える社長が「社外CIO」に助けを求めにきましたよ!
社外CIO(IT戦略企画部長)、初めて聞いたという人もいらっしゃるかと思います。
それもそのはず、「社外CIO」は当社独自の呼称です。
当社がこれまで培ってきたIT戦略の経験を元に、IT導入にお困りの中小企業のために立ち上げたサービスです。
おっと、今日もまた、迷える社長が「社外CIO」に助けを求めにきましたよ!
知り合いが言っていた「社外CIO」、ほんとに我が社にぴったりなのだろうか?
とりあえず、話を聞かないとわからない。とにかく電話してみよう。
それにしてもなんや?「CIO」って??
「あ、もしもし、はじめまして、小暮製作所の小暮と申します。
久保社長から教えてもらって、お電話させていただいておりまして、、、
実は、当社の製造管理システムの刷新にあたり、現在、とあるIT企業とやりとりをしていまして、いろいろ親身になって提案してくれるんですが、どうもイマイチ要領が得なくて、困っておりまして、 このあいだ会合で偶然再開した久保社長に相談すると「ちょうどよい人がいる」と紹介されまして・・・」
小暮社長さんは相当お困りのご様子。
なにせ、社外CIOが話す前に、悩みの概要を話してしまったのですから。
「小暮さんでしたっけ?私にも自己紹介させてくださいよ。
社外CIOこと山口と申します。だいたいのお困りの内容はわかりました。
おそらく、そのIT企業と小暮さんの間ですれ違いが生まれてしまって少しわかりにくい提案になって
いるのでしょう。私に連絡があるということは、御社にはIT担当やITに詳しい人物がいらっしゃらない
とお見受けしますが、いかがですか?」
「失礼しました。一方的に話してしまって・・・
そうなんです、うちにはIT担当者がいなくて、、、私もそっち系には疎くて。。。
最初はうまくいっていたんですが。。。どうしてこうなってしまったんでしょう?
IT企業の方々も決して悪いひとじゃない。いつも一生懸命にうちのことを思ってくれていますし」
「その刷新するシステムのことやそもそもなぜ刷新することになったのかの経緯や理由、
御社の状況やシステム刷新のゴールなんかをお聞かせいただけますか?
電話というのもなんなので、一度お伺いしてお話をお聞かせください。まずはそこからスタートしましょう。」
「よかった。よろしくお願いいたします。」
相談してみてよかった。なんだか、話しやすそうだし。。。
小暮社長、ひとまず安心されてたようですね。良かったです。
後日、お伺いして、いろいろお話をお聞きしました。
内容は下記のようなものでした。
小暮製作所は創業30年の空調機器の部品を製造している中小企業。社員数は50名程
今回の事案では、15年前に作った製造管理システムが現在の小暮製作所の状況や将来に展開していきたい事業にそぐわないので、刷新を計画し、IT企業に依頼。
依頼通りの仕様になっていたとは思うが、どうもしっくりこない。
「しっくりこない」というのをIT企業に相談しても、いまいち理解されない・・・
このままでは、プロジェクト自体が頓挫しそうで困っていた。
そこで知り合いの社長に相談したところ、自分の会社もITを導入したときに助けてもらった
「社外CIOサービス」を紹介してもらった。
というもののだった。
それに加え、社外CIOが、聞いたのは小暮製作所の現状と将来の事業、そして従業員の詳細な現状であった。
小暮社長は「当社の現状と将来の事業はわかるが、なぜ従業員のことまで。。。」と疑問を持たれたが、
「製造管理システムを見直す原因は、本当に古いや販売商品の変化だけですか?」という問に対して、
「そうか!『ひと』というのが抜けていたのか!?」
やっと気づかれたみたいですね。
小暮社長とIT企業は、システムの使い勝手やクラウド、商品管理などのハード面ばかりに目が行き、
仕様を固めてのしまった。だから実際の仕様書を見てみると「しっくりこない」
そのしっくりこないのには原因がある。それは見落としがちな、システムを使う『ひと』の存在が抜けているのであった。
数週間後・・・
社外CIOから提案したのは、製造管理システムはもちろん、業務改善のポイントとそれを使う『ひと』の育成プラン、つまり従業員の方々の「働き方改革案」であった。
小暮社長は、その「働き方改革案」を気に入っていただき、従業員の方々の働き方を考慮した上での製造管理システムの導入に向け、社外CIO(IT戦略企画部長)の設置を進めていった。
いかがでしたでしょうか?
これで「社外CIO(IT戦略企画部長)サービス」というのが、少しはご理解いただけたのではないでしょうか?
ポイントを下記にまとめると
簡単にまとめてしまうと上記のようなことを中小企業の社長さんと一緒に行うのが、社外CIOの役目となります。
それだけにとどまらず、私達は「中小企業診断士」の資格もあります。
その知識と経験を生かし、ITの導入を基軸に、「ひと」や「働き方を見直し、業務改善ひいては経営のよりよきパートナーとして、社長さんと共に進むことを目標としております。
株式会社エムティブレイン
代表取締役 山口 透
シャープビジネスソリューションというITシステムの販売会社にて、中小企業から大企業のITコンサルタントとして業務改善の指導にあたる。また、プロジェクトマネージャーとして中規模から大規模までの様々なシステム開発に携わる。2015年、その経験を活かし「中小企業」をサポートしたいと一念発起。個人事業として独立。その後2017年には「経営とITと人材育成」を主軸としたコンサルティング企業「株式会社エムティブレイン」を設立。