Excel方眼紙というのは、
Excelで縦と横を同じ長さで設定したセルを
方眼紙に見立てたフォーマットです。
特に古い銀行系のシステムの、
文字数が制限された入力用紙を作成する
ときに使われています。
セルの幅を小さくすることで
文字や罫線を自分の思ったとおりに配置できるため、
見た目がきれいなフォーマットを作成するメリットがあります。
しかし変更に時間がかかることや、
入力しにくいというデメリットがあります。
先日、
この Excel 方眼紙で作られた
住所と名前の申請用紙をファイルで受け取りました。
印刷して手書きで提出してもよかったのですが、
(システム屋の意地で)
なんとか簡単に入力できないかと考えてみました。
Excel 方眼紙に入力する場合、
原則1つのセルに1つの文字を入力することになります。
具体的には、
「山」
「口」
「透」と入力するためには
「やま+変換」
「くち+変換」
「とおる+変換」
と、一つのセルごとに入力して確定する必要があります。
入力が面倒です。
いくつかの解決方法や回避方法はありますが、
世の中には私と同様に考えている人がいるに違いないと思って探しました。
ありました。
公認会計士の方が作っているExcelマクロです。
https://www.excelspeedup.com/excelhougannnyuuryoku/
(掲載許可もらいました)
このExcel マクロを使うと、
Excel方眼紙の一マスに入力した複数の文字を一マスずつ分解して、
一文字を一つのセルに入力する事ができます。
今回受け取ったExcel方眼紙に
文字を入力するには10分程度かかるとすれば、
このマクロを使うことで1分ほどで出来上がります。
大変ありがたいです。
Excel は非常に便利なツールです。
しかし使う人によっては相手に非常な負担を強いることがあります。
(今回は印刷すれば済むことなのですが。。。)
ただ、今回のように
「自分が困っていればおそらく世の中でも同様に困っているだろう」と考えて、
ツールを探すというのは非常に良い方法だとつくづく感じました。