セミナーといっても、AI の知識の解説ではなく
AI をどのように活用していくかということを話し合いました。
今のAI技術を支えているのは、
テキストや音声、画像などの非常に多くの生データです。
AI は自動的にこれらの特徴を捕まえて、区別することができるようになりました。
この技術を使って、碁や自動運転など特定の分野で人間をしのぐようになっています
この人間を超えている部分が、さまざまな領域に広がり「AI が仕事を奪う」といった論調になっているのです。
本当に仕事がなくなってしまうでしょうか。
コンピューターが開発された頃を振り返ってみると、
「人間は計算をする必要がなくなり、考えることがなくなっていく」
と言われていました。
しかし現時点でそのようなことはありません。
確かに今そろばんを使う人はほとんどいないでしょう。
また電卓も時代遅れになっています。
さらに、コンピューターを駆使して時間のかかっていた処理が格段に速くなり
様々な分野に役立てています。
例えば、スーパーコンピューターを使った天気予報は、
コンピューターの性能アップによって精度が30年前よりも上がっています。
それでは AI が出てくることによって、仕事がなくなるのでしょうか。
専門的な分野は、AIの方が優れていくようになるでしょう。
そうすると専門的な分野に長けている人は、
AI を活用して専門的な分野をさらに磨くというようなことができます。
最近では、医学分野で患者さんの症状から病名を判断する AI が
人間の補助にとして(人間より精度が高いこともあり)役立っています。
また製造業では、目で見る品質検査は画像認識をする AI の方が優れています。
私も私自身のノウハウを、AIに覚えさせる方法を検討しています。
次回お会いしたときは、ITのわかる経営コンサルタントではなく、
AIを駆使する経営コンサルタントを名乗っているかもしれません。