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経営に強いIT部長のブログ

2025/03/16 事例紹介 業務のデジタル化は「お困りごとの洗い出し」から!小さな成功体験を積もう

デジタル化の相談を受ける中でよく耳にするのが、「業務を効率化したいけれど、具体的に何から手をつけていいかわからない」「どのようなツールを導入すれば効果的なのか判断できない」といった声です。

先日、地域密着型の通所介護(デイサービス)を運営されている企業様から同様のご相談をいただきました。

この企業の相談は、「現在会計ソフトは使っているが、その他に何をすればよいかわからない。」という内容でした。

これには、「無理にデジタル化を進める必要はないですよ」というのが、はじめの答えです。

そして、次の答えとしては、「なにか困っていることはありますか?」です。

これらをわかりやすくするため、私は最初のステップとして「課題の見える化」を提案しました。

【課題を見える化することの重要性】

まず大切なのは、デジタル化の前に自社の課題を明確に把握することです。
今回のケースでも、利用者様、従業員、施設運営それぞれが抱える具体的な「お困りごと」を洗い出し、一覧にまとめることからスタートしました。
課題を明確化することで、何を優先的にデジタル化すべきか判断しやすくなります。

 

【まずは小さな成功体験を作ることが大切】

次に、負担が少なく即効性が期待できる業務からデジタル化を進めることを提案しました。
なぜなら、最初の段階から複雑な仕組みを取り入れると従業員の負担が増え、逆に効率化が滞る可能性があるからです。

そこで、まずは導入が比較的容易なクラウド型の介護ソフトを利用して、早期に効果を実感できる仕組みを整えました。

 

【負担は少なく】
今回は、IT導入補助金を活用することで、導入にかかる初期費用の負担も軽減することができます。
実際、この企業様でも補助金を活用し、コストを抑えてスムーズな導入が実現できました。

 

# 今回のポイント

重要なのは、「小さな成功体験」を積み重ねることです。小さな成功を実感することで、従業員のデジタル化への抵抗感が和らぎ、積極的な活用を促すことができます。また、企業全体としても次のデジタル化への意欲が湧き、段階的な改善が進みやすくなります。

もしデジタル化についてよく分からないことがありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
次回も皆様の業務改善やデジタル化推進に役立つ情報をお届けいたします。