1. HOME
  2. 経営に強いIT部長のブログ
  3. バックオフィス効率化の鍵:中小企業がDXを活用して業務を変革する方法

経営に強いIT部長のブログ

2023/05/01 DX バックオフィス効率化の鍵:中小企業がDXを活用して業務を変革する方法

当社は、堺市産業振興センターの産業DX支援を行っています。

(堺市産業振興センター)
https://www.sakai-ipc.jp/bizsupport/management/ipc.html

この事業では、窓口相談を通じて最適なデジタル化ツールやDX変革をご支援します。ただし、デジタル化に関して投資が必要な場合もありますので、補助金の活用が一つの手段です。堺市では今年度もデジタル化に関する補助金が提供されています。

(堺市デジタル化補助金)
https://www.city.sakai.lg.jp/sangyo/shienyuushi/chusho/busexp/digitalka.html

今回は、AIやIoT、ロボット化などの活用が重視されるほか、バックオフィスの効率化も重要視されます。

では、中小企業がバックオフィスの効率化を図る際には、どのような観点で何から始めれば良いでしょうか。今回はいくつかの効率化策をご紹介します。

– クラウドサービスの導入:データの保存や共有をクラウド上で行うことで、アクセス性とセキュリティが向上します。また、リモートワーク時代にも対応できるようになります。

– 会計・経理ソフトウェアの活用:会計や経理業務を自動化するソフトウェアを導入することで、手間が減り、ミスも減少します。

– ワークフローシステムの導入:業務フローをデジタル化し、承認や申請などの手続きを簡素化・効率化することができます。

^ RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用:定型的な作業や繰り返しのタスクを自動化することで、労働力をより重要な業務に集中させることができます。

– 電子署名の導入:契約書や書類の承認プロセスをデジタル化することで、手間やコストを削減し、業務速度が向上します。

– コミュニケーションツールの活用:チャットやビデオ会議ツールを導入することで、円滑なコミュニケーションが可能になり、業務の効率化につながります。

– ドキュメント管理システムの導入:書類やデータを一元管理することで、情報の検索や共有が容易になり、作業効率が向上します。

これらの具体策を組み合わせることで、バックオフィスの効率化を実現し、企業全体の生産性向上に貢献できます。

このコラムでは、低価格または無料で利用できるコミュニケーションツールやサービスのを取り上げます。

– Slack(スラック):チーム内のコミュニケーションを円滑にするためのチャットツールです。無料プランがあり、一定の機能が無制限に利用できます。有料プランでは、より多くの機能や履歴の保存が可能です。

– ChatWork(チャットワーク):チャットベースのコミュニケーションツールで、グループチャットや個別チャットが可能です。無料プランで一定の機能が利用でき、有料プランでは履歴の保存やファイル容量が拡大されます。

– LINE WORKS(ラインワークス):LINEが提供するビジネス向けチャットツールで、チャットやビデオ会議、ファイル共有ができます。有料プランがメインですが、一部の機能を無料で試すことができます。

– Zoom(ズーム):ビデオ会議やウェビナーが行えるオンライン会議ツールです。最近オンラインホワイトボードの機能が追加されました。同時にホワイトボードを書き込むことができるのでタブレットなどでビデオ会議をしている方は情報共有が容易になります。無料プランで最大100人まで参加でき、40分間の会議が可能です。有料プランでは、参加人数や時間制限が緩和されます。

– Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ):ビデオ会議、チャット、ファイル共有などの機能を持つ統合コミュニケーションツールです。Office 365の一部として提供されており、一部の機能は無料で利用可能です。

– Google Meet(グーグル ミート):ビデオ会議ができるオンライン会議ツールで、Google Workspace(旧 G Suite)に含まれています。一部の機能は無料で利用可能で、有料プランではより高度な機能が利用できます。

これらのツールやサービスを活用することで、コミュニケーションの円滑化や業務効率化が期待できます。また、リモートワークやテレワーク環境でも効果的にコミュニケーションができるようになります。

バックオフィスの効率化は、企業の競争力向上に大きく寄与します。DXを活用して業務プロセスを変革し、労働力をより重要な業務に集中させることで、企業全体の生産性向上が実現可能です。補助金の活用は重要ではありませんが、デジタル化による効率化を実感するためには、少しの投資も検討していただきたいと思います。

【ご案内】
「+DX」認定試験について

模擬試験を公開しました。

http://www.iotcert.org/plusdx/

カテゴリー: DX