経営に強いIT部長のブログ

2019/05/01 中小企業診断士 新年号

5月1日になり
新しい年号がスタートしました。

年号変換といえば、
私は昭和から平成になった時を思い出します。

私は昭和63年に社会人になりました。

システム開発会社に配属になり、
システムエンジニアの道を歩む歩もうとしていました。

昭和63年4月入社ですので、
9ヶ月後の昭和64年の1月に年号変換の対応を行いました。

また平成元年4月、
つまり入社2年目の初めから消費税が導入され、
そのシステム対応にも追われました。

この二つの対応に追われたため、
入社2年目からほとんど一人で
中小企業の現場でシステム導入を進めてきました。

中小企業の現場は、
社長や技術者、顧客担当者や事務員の方まで
それぞれの分野でプロフェッショナルです。

ですから、
入社2年目の私に現場の仕事のやり方を
かなり詳しく教えてくれました。

これは私に教えてくれたということだけではなく、
私に伝えることで何が変わるのかということを聞きたかったのです。

また社長をはじめ多くの方から
「私たちはシステムのことがわからないよ。教えてね」
ということをいつも言われました。

このように、
こちらは入社2年目でありましたが、
いつもシステムのプロフェッショナル
としての対応を求められていました。

システムのプロフェッショナルですが、
システムの用語を使うと
現場の方には通じません。

これらをわかりやすく
現場の業務に合わせた言葉で
話すことがいつも求められていました。

もちろん、
始めからうまくいくはずはなく
多くの失敗を重ねてきました。

しかし
システムを導入することで
どのようなメリットやデメリットがあるのか、
どうすればより効率的になるのか、
ということをわかりやすく伝えるという行動は、
この頃の原体験が現在でも生きていると
年号変換とともに思い出しました。

初心忘るべからず です。