こんにちは。「経営とITのコンサルタント」DX 診断士の山口透です。
ここでは、これまで企業様へ提案した改善事例やコンサルティングの事例のうち、どの企業様でも使えるちょっとしたノウハウをお伝えしています。
株式会社 エムティブレインは、堺市産業振興センターの事業を受託しています。
https://www.sakai-ipc.jp/bizsupport/management/ipc.html
この事業で、非対面営業の事例が公開されましたのでご紹介します。
https://www.sakai-ipc.jp/news/others/ipc-dx.html
このうち、二つの事例を担当しているので
今回と次回で解説していきます。
まずはじめに堀内機械様の事例です
https://www.sakai-ipc.jp/keiei/DX_03.pdf
この企業の特徴は、ホームページを活用されたということです。
BtoB企業において、非対面営業のツールとしてホームページ活用したということですと、普通かもしれません。
しかし、多くの企業で本当に積極的に取り組んでいるでしょうか。
この企業では非対面営業を推し進めるために動画コンテンツを数多く撮影しそれをホームページに掲載しています
掲載する動画は、すべての製品をやみくもに撮影するのではなく、「どのような顧客を対象とするか」というターゲティングを行って撮影しました。(この資料に書かれているように、「特殊規格品」に絞っています。)
この時マーケティングのアプローチを意識して、既存顧客に対するアピールなのか新規顧客に対するものなのか、また、既存製品なのか新製品なのかを明確にして撮影しました。
さらに、動画を撮影するためにはお金も時間もかかります。この企業ではプロのカメラマンに撮影を依頼するコンテンツと、自社で撮影するコンテンツを分けました。
そしてホームページに掲載した後は、動画の再生状況やホームページの遷移状況などを確認しています。狙い通りの見込み客が、狙い通りに動画や製品ページを見ているか、と言う分析を行い、さらにコンテンツを充実させるという マーケティングのPDCA のサイクルを回しています。
実際に分析してみると、狙い通りに入ったところそうでないところが数値として現れてきます。感情的には、へこんでしまいますが、だめであれば何をすればよいかということが明確になるので、 これらを続けるモチベーションを維持することができます。