2018/10/15
業務改善
ツールは身近なものが良い
先日スマートフォンを固定電話の子機として使う小売業の話を書きました。
この小売業は店頭の従業員分+αだけスマートフォンを導入し、
店頭に立つ従業員が子機を持ち、どこでも電話を受けられるようにしました。
もちろんスマートフォンですので、いろいろなアプリは使えるのですが、
電話としてだけに使っていました。
店頭ではWi-Fiを使ってインターネットに接続できるようにしています。
従業員の方たちはこの電話として使っているスマートフォンを
インターネットにつないで何かできないかという相談をしていました。
まず、手始めとしてお客様へLineやTwitterで公式情報を発信するということを行いました。
これまでこの企業は、ホームページを作成しTwitterアカウントを持っていましたが、
あまり情報を発信していませんでした。
しかし、従業員の方がスマートフォンを手元に持ったことにより、
情報を発信する垣根が下がったようです。
あまり気取らずに情報を発信する機会が増えて、
お客様からの反応が良く返ってきています。
おそらく、お客様との関係性の継続ができていると思います。
この他に、業務日報をこのスマートフォンで入力するようにしました。
日報もあまりたくさんの項目を入力するのでなく、
Lineで行う短い会話のような形式や、音声入力を使って簡単に入力するようにしました。
特に音声入力で入力した文字は、あまり修正しなくても良いこととして
入力の手間も少なくするようにしました。
これにより、ちょっとしたことを日報に入力する習慣が付きました。
普段、従業員の方が自分たちで使っているツールを業務に活かすことで、
「情報発信」や「入力の手間」という垣根が下がったのが最も良い効果と思います。